陣馬山ライド&ハイク
陣馬山から眺める360度絶景パノラマ
ゴールデンウィークに入り絶好のハイキングの季節になりました。
僕たちK-Dragonsもサイクリング+ハイキングをやってみようということになり、
今回はゴールデンウィークの2日目の4/28に陣馬山に行くことにしました。
山スペック
陣馬山は高尾山の近く、
東京都八王子市と神奈川県相模原市の中間にある標高854.8mの山でハイキングに人気です。
山頂までは道路が通っていないので、
和田峠まで自転車でヒルクライムして、そこから700mほどハイキングになります。
この和田峠というのが南関東の自転車乗り(のヒルクライマー)では知らないものはいない
都内激坂四天王のひとつです。
距離こそ3.5kmと短いながらも、平均勾配が10%を超える強敵です。
快適な田舎道
八王子駅まで輪行して9:30スタート。
県道521号(陣馬街道)を進むにつれ徐々に人家が少なくなり新緑が美しい田舎道になります。
北浅川ではマス釣りやBBQを楽しむ人で賑わっていました。
(そうそう、田舎道を走るこの感じが最高に気持ちいいんだよな)
ひたすら快適にペダルを回します。
和田峠の手前のレクリエーション施設「夕やけ小やけ ふれあいの里」で小休憩。
童謡「夕焼け小焼け」の作詞家中村雨紅さんの生家が近くにあったのでこの名前になったようです。
ローディーが何組かいます。
「誰が和田峠に行きたいって言い出したんだよ!」「大丈夫大丈夫、距離短いから笑」
こんな会話が聞こえてきます。
僕たちもまったく同じことを言ってました。
和田峠アタック!
陣馬街道をそのまま進むとバス停「陣馬高原下」から徐々に勾配があがってきます。
(これぐらいならいけるかな)
そう思ったつかの間、勾配がズゴンと一気に上がりました。
手元のサイクルコンピュータの勾配は12%。
「うわぁぁぁぁ」「もうむりぃぃぃ」「しぬぅぅぅぅ」
林道に響き渡る絶叫。
夕やけ小やけの里で見かけたローディーも力尽きて屍になっています。
(次のカーブを曲がったら、坂よ終わってくれ)
そんな祈りもむなしく、延々と激坂が続いています。
「ぐふっ」
けいどらごんずは ちからつきた
心拍も高止まり、足も痙攣してたまらず休憩。
初夏の林道の澄んだ空気が疲れた体を癒してくれました。
小休憩後はなんだかペダルも軽く思えてすいすい行ける錯覚に陥りますが、
すぐに心拍があがりギリギリの状態に戻ります。
坂の途中、ひとりでパンク修理をしているローディーがいました。
「大丈夫ですかー?」
助けるフリをしてひと休みする僕たち。
「実は交換したチューブも破れちゃって困ってたところなんです。
よかったら一本恵んでもらえませんか?」
「いいですよー」
交換作業を見守り(息を整え)、パンク修理が無事おわりそうなので、
僕たちは颯爽と出発、、、が実際はヨロヨロっと低速で出発するのでした。
うーむ、かっこわるい。
タイムトライアルでびゅんびゅん追い抜いていくローディーを尻目に、
僕たちは和田峠と戦うK-Dragonsの勇姿をとらえる撮影大会にいそしんでいました。
「アラフィリップばりのキレキレダンシング撮って!!」
あとで動画をみたらヨレヨレダンシングで恥ずかしかった。。
たっぷりと時間をかけて和田峠登頂。
峠の茶屋で200円払ってお店の人に自転車を見てもらい
陣馬山のハイキングルートを歩きます。
茶屋でハイキング用の杖を借りれました。ラッキー!
陣馬山ハイキング!
子供でも歩けるとどこかに書いてあったのですが、
ヒルクライムをした後からなのか、登山では自転車とは違う筋肉の使い方なのか
けっこうしんどかったです。
徐々に標高があがり、GWなのに満開に咲いている一本桜が目を楽しませてくれます。
そして周りをさえぎっていた木立が消え、巨大な白馬像が建つ頂上が見えてきました。
(す、すごい・・・)
陣馬山の頂上を中心に丹沢、秩父、富士山と各地方の山の稜線がぐるりとつながる大パノラマで、スケールの大きさに息をのみました。
ずっと遠くまで、しかも360度どの方角でも見渡すことができる場所は
高度の高い山以外ではそうそう無いのではないでしょうか。
この日はゴールデンウィークの晴れた暖かな日で僕たち以外にも訪問客がたくさんいました。
ボーイスカウトのような集団から、
歌のおねえさん風の明るく陽気な歌声が聞こえていました。
「ポロッポロッピーパッパ、ポロッポロッピーパッパ♪」
オリジナルソングか?頭から離れなくなりそう・・・。
時刻は13:00、おなかが空いたのでランチにします。
持参したガスバーナーでお湯を沸かし、
カレーヌードルとお湯をいれて出来上がりの即席リゾットを作りました。
山で食べる温かいご飯は疲れた体にしみわたり最高に美味しかったです。
食後はお菓子と直火式のエスプレッソメーカーでコーヒーをいれてお茶会♪
美しい景色とアウトドア料理は病み付きになりそう。
食後は自転車をとめている和田峠の茶屋まで下山して、
そこから陣馬街道をダウンヒルして相模湖まで抜けました。
ダウンヒルはペダルを回さなくても勝手に何キロも進んでくれるので楽チンです。
ヒルクライムの苦労が報われる瞬間です。
相模湖畔をうっとり眺め撮影大会をした後は
JR中央本線相模湖駅から輪行して本日のライド終了です。
ヒルクライムからのハイキングという初のこころみでしたが、
予想以上におもしろかったです。
今後もアウトドア企画をやっていきたいな。
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